すべての学校図書館に司書の配置を

学校図書館担当職員 (いわゆる学校司書)の配置は決まったが・・・
2012年5月、文科省は第三次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画について」という通知の中で、以下のように学校図書館司書の有効性をあげ、すべての学校図書館に司書を置くよう促しました。またこれを裏付ける地方財政計画を発表しました。

4.学校等における子どもの読書活動の推進 平成20年及び21年に公示された学習指導要領においては、学校図書館の計画 的な利活用を図り、主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実することとさ れていることを踏まえ、所管の学校に対し、児童生徒が自主的に自由な読書を 楽しみながら学校や家庭における読書習慣を確立し、更に読書の幅を広げる取 組の実施を促すとともに、全ての教科等を通じて児童生徒の発達の段階に応じ た体系的な読書指導を行うことについて指導していただくようお願いいたしま す。 また、学校図書館の機能強化を図るため、平成24年度から平成28年度までを 期間とする「学校図書館図書整備5か年計画」を策定し、地方財政措置が講じ られていることを踏まえ、古くなった図書の更新を含む学校図書館資料の計画 的な整備を行い、本計画期間中に全ての学校図書館において学校図書館図書標 準の達成に努めていただくとともに、学校図書館への新聞配備の充実を図って いただくようお願いいたします。 さらに、学校図書館法第5条及び附則第2項の規定に基づき、12学級以上の 学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)には必ず司 書教諭が配置されるよう必要な措置を講ずるとともに、11学級以下の未発令校 においても有資格者が発令されるよう、現職教員における司書教諭資格の取得 を促進していただくようお願いいたします。あわせて、学校図書館担当職員 (いわゆる学校司書)の配置については、その有効性に鑑み、平成24年度より 新たに地方財政措置が講じられていることを踏まえ、なお一層の配置充実に努 めていただくようお願いいたします。
(以上文科省HPより)

■しかし、その財源は使途を特定しない「一般地方財源」として措置されるものであるため、これを実現するためには各市町村での予算化が必要です。さて、県下の市町村ではどうなっているのでしょうか。今年は長野の子ども白書が「子どもと読書・図書館」に関するアンケート調査を実施する予定です。本日は、高専4年生の特別記者とともに、長野市北部の小中学校・市立高校の図書館司書のみなさんの研修会に参加させていただきました。明日は特別記者の取材記事をこのブログに紹介する予定です。
Posted by 長野の子ども白書編集委員会. at 2014年07月29日20:46

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