児童買春の実態を伝える企画展『私たちは「買われた」展』を開催。

長野の子ども白書編集委員会

2016年07月27日 21:25

こんにちは。一般社団法人Colabo(通称:女子高生サポートセンターColabo)の仁藤夢乃です。
(この情報は「なくそう子どもの貧困全国ネットワークMLへの仁藤さんの投稿です)

私たちは、食事提供や同行支援、シェルターでの宿泊支援などを通して虐待や貧困などを背景に、孤立・困窮するなどした中高生世代の女子を支える活動を行っています。家にいたくない、いられない事情を抱えたとき、買春者や危険な仕事への斡旋者に声をかけられ、衣食住や関係性を求めて危険に取り込まれ、性被害にあうなどした少女たちと関わっています。
この夏、Colaboとつながる女子たちが、児童買春の実態を伝える企画展『私たちは「買われた」展』を開催します。
写真や文章、日記などで、それぞれの体験や伝えたいことを発表します。

日本では、「中高生の売春」というと、「遊ぶ金欲しさに、気軽に」というイメージを持つ方が多くいます。メディアでもそのような報道がよくされていますが、私たちは、「家に親が帰ってこないから、小中学生のとき、おにぎり一つもらう代わりに、体を差し出した」「修学旅行の積立金を払うため、うわばきを買うため」に性を売ったという少女たちと出会っています。
他にも、友達や親戚に売春を強要されたり、施設や学校で性虐待をうけたことがきっかけで居場所をなくしたと話す少女もいます。そして、彼女たちは、虐待や性暴力によるトラウマを抱えながら今も生きています。

「買われる前の背景があることを知ってほしい」
「きっと今も同じように苦しめられている子どもがいる」という想いから、体験を伝える人もいます。
みなさまに会場にお越しいただき、一緒に考えていただけタラと思っています。

〇開催日
 2016年8月11~21日 12:00~20:00
(入場は閉館の30分前まで。8月21日のみ17:00閉館)

〇会場
神楽坂セッションハウス2F
東京都新宿区矢来町158(東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩)

〇入場料
一般1500円、前売り1300円、高校生以下無料
チケット購入はこちらから http://goo.gl/7M9MHe
(前売り券は7月末までの販売です)

〇企画・主催
Tsubomi(Colaboとつながりのある女子たちによるサポートグループ)
一般社団法人Colabo

〇お問い合わせ
女子高生サポートセンターColabo
ホームページ http://www.colabo-official.net/
メールアドレス info@colabo-official.net