「性暴力」の教員処分。子どもの人権や権利を守る意識が弱いためだと・・」

長野の子ども白書編集委員会

2023年09月18日 19:05

「性暴力」の教員処分。子どもの人権や権利を守る意識が弱いためだと受け止めるべき」

本日の信毎社説には「相次ぐ教員処分・子どもの人権 現場に徹底を」という見出しで、この相次ぐ不祥事は、県教委が2013年に始めた「行動計画」から10年がたってもなお処分は後を絶たないこと。研修を強化し処分を厳罰化し、16年には「特別対策」も打ち出した。教員自らが行うチェックシートも実施した。だが減らない。この3月には「不祥事の根絶に向けて」との教育長名のメッセージも発した。「なのに問題が起き続けるのはなぜか。子どもの人権や権利を守る意識が弱いためだと、すべての関係者は受け止めるべきである」(社説引用)ことが書かれています。
本当に同感です。(今さら・・・とも思いますが)

■「不祥事」として処罰の対象にされているが、「性暴力」や「わいせつ行為」は重大な人権侵害です。(心の殺人とも)

■処分する側の県教委も、なぜ、それが人権侵害なのか・・・を、本当に理解しているのかどうか心配です。

■包括的性教育プログラムでは、「自分のからだも心も自分のもの」としてその権利を尊重され守られる・・・と教えます。子どもは自立するまで大人の養育や保護を必要とし、たくさんの愛情も支援も享受しますが、「自分」という存在は自分のものです。人間としての権利の主体です。

■教育関係者が「子どもの人権や権利を守る意識が弱い」どころか、それがなんであるかを「知らない」と言った方が早いと思います。