長野市の子どもの権利条例に独立した相談・支援・救済のしくみを!
長野市の子どもの権利条例に独立した相談・支援・救済のしくみを!
「みんな集まれ!!長野市に子どもの権利条例ができるって!」長野の子ども白書ワークショップの第2回を開催します。この寒さ、もう少しだとのこと、あちこちに顔を出してる春の兆しに期待しながら、また第2回にお集まりください!!
第2回を3月30日(日)午後2時から開催します。
「子どもの意見表明権」をテーマにいろんな声を集めます!!
会場は長野県高校教育会館(県町)です。
よく長野県教育会館(旭町)と間違えてこられる方がいます。
高校教育会館は、ホテル21とホテル犀北館の間にあります。
詳しくはHPへ。前回の失敗(資料が足りなかった!)から、参加申し込みをお願いします。
当日参加もちろんOKです。参加費無料。年齢制限ありません。(託児はありません)
このワークショップでは長野市にできる「子どもの権利条例」に、オンブズパーソンを設けて欲しいという要望を出していきます。独立した(教育委員会からも)相談・支援・救済機関の設置です。
ご存知の方も多いかと思いますが、長野市で昨年末(12月26日)に、2014年に起きた「いじめ問題」についての「再調査報告書」が出されました。いじめが起きてからすでに10年がたっています。保護者の訴えによって2017年に長野市は「重大事態」としてこの事案に関わる第三者委員会を設置しました。この委員会は2018年に調査報告書を出しましたが、2021年、保護者はこの内容に対し「納得できない」と、再調査を求める内容の所見および要望書を提出しました。これを受けて同年、市長は「再調査委員会」を設置しました。本委員会は、2022年から2024年までの間に30回の委員会を経て、「再調査報告書」をまとめました。
この報告書には保護者も納得し、この事案が「いじめが重大な人権侵害であることを認め、初期の学校の対応に問題があった」と指摘している点も含め、「もっと子どもの立場で相談、支援してくれる窓口があればよかった」ともコメントしています。この「再調査報告書」は長野市のHPに紹介されていますが、「子どもの権利」保障の観点を貫いたすばらしい内容です。「独立した(特に教育委員会)機関であり、調査権があり、子どもの権利擁護の立場で専門家を擁し、組織や団体に勧告できる」委員会であったからできたことです。
多くの「いじめ」重大事態は、被害者が未解決(いじめがなくならないこと)による不登校・転校などを余儀なくされている事案です。しかし同時に、多いと言われる学校での「いじめ」に対し、学校がすぐに対応して解決している事案がほとんどであるということも理解しておきたいと思います。
もし、独立した相談・救済のしくみがあれば、万一「初期に対応しない」学校に「対応して下さい」と伝えることもでき、長引く膠着状態で子どもを二重に苦しめることは避けられそうです。