夏休みに始めた「きずな塾」は、月に2回のペースではや6回を終えました。
はじめは「生徒さんが来るかな?」とちょっと心配でしたが、徐々に見に来たり通って来る生徒さんが増えてきました。長野市鶴賀の「長野中央つるが介護センター」の多目的室をお借りしているので、近所の方もチラシを見て来てくれるようになりました。教える側のサポーターさんもどんどん増えて、交流も始まりました。現職の先生方・元先生・学生さん・社会人・・・などそれぞれの力を発揮してサポートしています。あんまりむずかしい質問をする生徒さんは特別サポーターが必要なので要予約です。(例えば高校3年生の物理や英語)
完全無料なので遠慮しないで来て欲しいです。
「学習塾」というと進学のための勉強をやるところ・・・というイメージがありますが、一斉に30人で教わる学校の授業で、すべてわかる、できる、という人は少ないです。わかったような気がしても、いざ宿題をやろうとしたらできないことやわからないことはいくらでもあります。それがとても基本的な大事なところだったりすると、ずっとそのままなんとなく過ぎて「やり方はわかるけど意味わかんない」ということも出てきます。ちょっと聞きたかったけど聞かずにおいたら後になってわからなくなることもあります。
きずな塾のある生徒さんが、けっこう難しい文章題ができるのに「分数の割り算はどうして逆数をかけるのかわからない」と言うのです。理由がわからなくても困ったりはしないかもしれないけれど、どうせならその大事な「どうして?」を解明したいではありませんか。バウムクーヘンを包丁で等分しながら、その意味を考えてみました。「なるほど。そうだったのか」とわかったほうが、スッキリするし、計算の仕方も正確になります。きずな塾ならそんなこともできます。分数・小数の「?」は、ずっとあとまでついてくるので、わかるまで教えて欲しいと思います。
長野県の「子どもアンケート」でも、「学校の勉強はだいたいわかる」と55%が答えています。でも、それは「わからないこともある」という意味です。ちょっとした、聞きそびれた、こんがらかったことを教えてもらうのは大事です。
近所に塾がない・・・とか、お金が無い・・・とか、それほど本格的じゃなくてもいい・・・という生徒さんは大歓迎です。
こうした無料塾は長野市だけでなく、各地にできていますがまだまだ足りません。
サポーターや塾長になれる方は、自宅の玄関や公民館に「べんきょう教えます」の張り紙しましょうよ。免許や資格はいりません。わからなかったら「それはだめだな。」と正直にお断りすればいいんですから。一緒に考えるのが一番です。