「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議」の初会合

県と県教委が設置した「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議」の初会合は10日、県庁で開かれました。(以下は11日の信毎記事のコピーです。)

県内公立学校で今春以降、教員によるわいせつ行為などの不祥事が相次いだことを受け、県と県教委が設置した「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議」の初会合は10日、県庁で開いた。外部有識者や保護者、教員ら18人が、教員の資質や制度などの面から再発防止策を議論。来年3月までに結論をまとめる。
 冒頭、阿部守一知事は「学校は外部に対して閉じた組織になっており、多様な声を反映できる仕組みが必要だ」と指摘。一方、山口利幸教育長は「幅広い視点から議論してもらい、今後の改善の方向性を県民に分かる形で示したい」とした。
 初回の議論では外部有識者から、教育現場に外部の目を入れて緊張感を高めるよう求める意見が相次いだ。政策研究大学院大学客員教授の戸田忠雄委員は「チェック機能を持つ第三者機関をつくるべきだ」と提言。公認会計士の大久保和孝委員は「学校の中の意思決定のプロセスを、透明化することが重要だ」と指摘した。
 一方、教員らからは、現場に外部の目が入ることで、本来の教育活動に支障が出る可能性もある―との警戒感も。県高教組の松樹純子副委員長は「まずは学校内での風通しを良くして、同僚と支え合える関係性を強めることが必要だ」と述べた。この日は座長に信大の赤羽貞幸副学長を選出。下部組織として、全体会議に先行して開いた「倫理向上部会」の他、「採用・人事」「評価」「研修」の3専門部会を設置すると正式に決めた。(以上信毎の記事から)


Posted by 長野の子ども白書編集委員会. at 2012年08月11日21:13

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