おばあちゃんも「さくらんぼ計算」がわからない。コンパス・古山さんに共感!

おばあちゃんは「さくらんぼ計算」がわからない。コンパス・古山さんの記事に共感!

信毎教育欄のコラム・コンパスに、古山明男さんが「小学一年生『さくらんぼ計算』でつまずき」~教科書『届かぬ子どもの悲鳴』~という記事を投稿されました。ほんと!この「さくらんぼ計算」は、一年生にも、家で宿題を見てあげたいおばあちゃん、おじいちゃんにも???なのです。

長野市で採用している「小学校算数」の教科書は某T間書店のものですが、はじめからわかりにくい。数の概念を無理無理数字に置き換えて「計算」方法に誘導します。もっと「数」を「量」としてとらえる体験や実践をしないと「計算はできるけど意味不明」でかならず3年生でまた混乱します。

高齢者のサポーターが多い「無料学習支援」や、留守番がてらお孫さんの宿題を見ている祖父母の方々は、せっかく教えてあげようとしても「そんなやりかたじゃない!」と言われてショック!「さくらんぼって何?」状態です。東大生が編み出したという「お魚計算」の方がまだよくわかります。

数と量の概念をていねいに導入しようとした「タイル」の算数はとてもよくわかります。でもこれは導入に時間も手間もかかるので、一部の先生方がやっていた方法です。中学年になって量の概念が自然に理解できます。
「いちにさん・・・」と数えられる(数唱できる)のがうれしくて、二けたになっても10より大きくなっても、数えている子は、まとめて数える方法を「さくらんぼ計算」に誘導されます。その必要性もどうしてさくらんぼなのかもわからない子は、いわれるがままにやってみます。これもわかればよいけれど、分からなければつまずきます。古山さんも書いているように、子どもの声を聴いてほしいです。

長野市内に「数あそび」の塾があって盛況です!




Posted by 長野の子ども白書編集委員会. at 2022年04月06日13:10

この記事のコメント

拙稿をとりあげていただいて、ありがとうございます。教科書算数の問題点をよくわかってらっしゃいますね。すごい。
Posted by 古山明男 at 2022年11月27日 21:48
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