11月19日は国際男性デー・男性の生きづらさや困難はジェンダーバイアスにも

11月19日は国際男性デー・男性の生きづらさや困難はジェンダーバイアスにも

「国際男性デー」というのがあるということを知らずにいました。昨日の信毎の「男性の性被害」の記事で知りました。
その起源や作られた意図をネット上で見ると、「国際男性デーの目的は、男性と男の子の健康に注目し、性の関係を改善し、性の平等を促す肯定的な男性のロールモデルに光を当てることを含んでいる」(ウキペディア)とあり、ジェンダーといえば女性の問題のように思ってしまいがちなまちがいに気づきました。たしかに、身近にある多くの問題で、「これだな」と思うことは多くあります。

・引きこもりに男性が多いこと
・子ども・若者の自死に男性が多いこと
・性加害・セクハラ・虐待・DVの当事者にある意識がこれかも
・男女差別を支えている家族観や性的役割分担の意識
・過剰な自己責任論は男性に期待される価値観が背景にあるかも


良い機会なので、こちらから見直してみることにしたいと思います。
有為な論考をご紹介いただければ幸いです。


Posted by 長野の子ども白書編集委員会. at 2023年11月18日07:22

この記事のコメント

この話、参考になるかなと思います。熟年離婚によりメンタルヘルスを患った人たちを調査したところ、女性は急速に回復するのに、男性は孤立化し回復しない傾向があるようです。こういう図式が浮かび上がってきます。

こうした男性の孤独感は、残念 ながら今も続く 日本の 男女不平等社会の影響がめぐりめぐっ て 身に降り かかっ た ものだと 考え られます。 現在の高齢者にあたる男性が、家事一切を妻がするのは 当然 だ という 認識でいた場合、奥さんがいなく なる と 身のまわりのこと が何 も でき ません。 そんな 生活力のない男性が1人 にされて、炊事や洗濯もできないまま、周囲 から 孤立 し て しまうのかもしれません。逆に女性は、家事はもちろん、 夫への気遣いも無用になって元気になるのでしょ う か。
男尊女卑の風潮のもと で 楽を し て きた男たちが、 離婚 でしっぺ返しを食らっ ている皮肉な図式にも見えます。男性 のためにも女性のためにも、早急に差別のない社会を実現 すべき でしょ う。

前野 隆司; 菅原 育子. 「老年幸福学」研究が教える 60歳から幸せが続く人の共通点 (p.53). 青春出版社. Kindle 版.
Posted by 板本泰治 at 2023年12月02日 09:53
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